最優秀賞を受賞した演武を真似したい。
最優秀賞を受賞した拳士のアドバイスが欲しい。
どちらも分からなくはないですが、
あまり勧められるものではありません。
演武は自身の修練の成果を予め決めた技で構成してつくるもの。
つくった演武は二人が出したオリジナルなのです。
組んだ二人だからできた演武なのです。
要は真似しても同じにはならない。
真似して自分の強みも生かせず募穴掘る場合もある。
と、
いうことを理解してアドバイスは聞いた方が良いです。
もし結果を早く出したいならそうすることをお勧めします。
ただ猿真似は絶対にやめた方がいい。
それよりはいつも修練している姿を見ている指導者に、
今の自分が活かせる演武は何か聞けば良いと思います。
そのほうが活かせることが増えますから。
と言ってもやってみたいことを自分で考えて試してやる方が楽しいんですけどね。
もう少し言うと最優秀組演武だからといって、
受賞した本人たちは結果が出せた原因は具体的には分かっていません。
他より上手だったから。本当に？
他より迫力あったから。本当に？
構成が良かったから？それはないと思います。
気合いが入っていたから。それだけで最優秀？ありえない。
基本がしっかりしていたから。三位以内はほぼ全員できてて当たり前でしょう。
では審判に聞いてみよう！
聞けてもたぶん具体的なところは覚えていないかと。
さらには審判によって評価は異なるはずです。
最優秀の原因は客観的には分かりますが、
具体的なところは探ることは難しいです。
はっきりとわかっていないことをアドバイスする方も難しいですし、
そもそも演武の世界観が違うので目線がズレやすく的確なアドバイスは困難です。
それでも普遍的なところは聞くことは良いですが、
答えを聞くように質問しても本人たちは推測で答えるだけです。
どんなに見本とする演武をする拳士のアドバイスを受けて、演武を練習したとしても、
同じにはならないのだから、今できる今やりたいことを背伸びせずに自分の演武をするべきだと思います。
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