SNSで色んな少林寺拳法の道院・支部(とくに大学)同士で合同練習会を行なって楽しそうな画像を見かけます。
それに釣られていくつかだけ実際に見たり参加して思ったのは。

楽しいだけで終わって、
やった感はあるけど得たもの特にないとかありませんかね?

私は大いにあります。
いくつか限られたところでの経験ですが、
合同練習会は諸刃の剣になりかねないと思えてしまいます。

もちろん楽しければ良いのはアリです。
私は修練して変化を感じたい刺激を受けたい拳士です。

みんなでワイワイできるけど、
そこに自分に必要な修練がある時とない時があります。

色んな所属の拳士が集まって、
たくさんの拳士と交流ができる。

もちろんそうなのですが、
時間は限られているわけでわざわざ交流する必要がない拳士もいます。

そう

だからこそ合同練習は誰にでも良い機会ではありません。

結局は限られた拳士が特段に効果を実感できるものと私は思います。
(あるいはテーマにマッチした拳士)

色んな拳士が集まれば新しい発見ができることは確かですが、

技を教え合い、学び合い、色んな質問や意見が聞ける。

そんなことは承知です!

ハッキリ言って、

「自分には全く関係ないな」とか。

「自分の技量と知識が違って参考にならない」とか。

「発言する拳士に偏りがある」とか。

「みんなの前だから本当に聞きたいことが聞けない」とか。

「他の拳士と比較してしまい、自分なんてと思ってしまう」とかがあるんです。。。

結局、合同練習で
「その場では何となく楽しめたけど、いざ終わったら自分の課題は何も解決していない」

なんてことを経験したものですから、
出稽古や他の先生を招待した方が良かったということが大いにあります。

もし自分が合同練習を企画するとしたらターゲットを絞って、
テーマを細かく決めて実施しないと参加拳士のためにならないのではと。

集まって練習をすることは大変良いことですが、
そこまでして自分に意味があるとは思えません。

そんな違和感を覚えながらも集まって楽しくワイワイやっていると、
良い修練をしたという錯覚におちいってしまうことになりかねません。

所属の修練もそうですが、
悩みや質問も正直に言えないし気を遣う、
少林寺拳法への思いが違う拳士の関係のない話を聞かなきゃいけない。

技量に大きな差がある拳士と無駄に比較して落ち込んだり、
合わない拳士に引っ張られて、めんどくさい事も出てくる。

正直、私からすれば合同練習は指導者側の手抜き指導の一面もあると思います。

まとめてやった方が時間的に楽なところはあるし、

所属長によって得手不得手が必ずあり、
例えば剛法を教えるのは得意だけど、柔法は自信ないからあの先生に任せよう。

などとお互いを補完し合えて良い刺激になる場合もありますが、

一緒にやることで不都合なことも出てきます。

大会を手伝うときに頂けるお弁当、
ある拳士たちは肉や魚が良いとか、
ある拳士たちは野菜がたっぷりあるのが良いとか、
結局規模が大きくなればなるほどみんなを満足させることは難しくなるのでしょうね。

なので合同練習は、諸刃の剣になりかねない場合もあるので、参加する全員にとって良いことではないと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です