上達する人は、いつ停滞期が来ても練習に手を抜くことはしない。
まして今やっている練習を止めるとか方法を変えるとかもってのほか。
やり込んでもいないにも関わらず、ダメだと決めるのは早計。
始めた頃というのは、新しさもあり難易な技を行うことは少ない。
成長を感じやすい時期ではある。
ただし、感じられなくなっても、あきらめてはいけない。
たかだか、それだけで自分は向いていないだとか、マイナスに思い込むことは非常に好ましくない。
正直言って、長い期間を練習してきたから、または上達してから思い込むことです。
毎日練習してたった3ヶ月くらいで自分は向いてないと判断するのは時期尚早です。
色んな工夫や挑戦、そして失敗を繰り返して上達していく。
それまで続けること。
そのプロセスを踏むことで上達が見込めるのです。
もう少し言えば、自分はできた、できている。
そう思った時が非常に危険な時。
高段位の拳士でも、
自惚れた人はとくに自分を変えようとはしない。
成長はしないのでやがて限界が来て、次第に技も色褪せていく。
これは大会優勝者にも多い。
基本修練すらしない高段位の拳士の方々の技は信用しずらいし、大して上手でもない方が多い。
現状に甘んじてしまうのが人間の癖でもあるが(ホメオスタシス?)、
もう一つ上の段階に挑戦するか、基礎的なところを改善するか。
どこか変えようとしないといけない。
失敗はしやすいから、勝ち続ける人は(より良く)変化し続けること。
ただ、ここまで到達しずらい人の中には、志が低い人が大半。
何はともあれば、先ずは続けること以外に成長は見込めない。
続けている人だけが次の境地へ行けるのですから。