批判を恐れずに言うと。
少林寺拳法の指導者の中に技の説明が「長過ぎる」方を多く見受けます。
たくさん説明すれば相手に理解してもらえると思うのは少々烏滸がましいかと。
言葉の数が多いほど、聞くのが大変になりますし、大切なことがボヤけてしまいます。
そもそも技は頭で理解するものではなく、体得するもの。
長過ぎる説明は懇切丁寧な指導と思われるかもしれませんが、
文字が読めても理解できないことがありますし、
言葉が理解できても実際にできるとは違います。
教わる拳士にとっては、
懇切丁寧な説明でも相手によっては理解しにくい場合もあります
実際に見習い拳士に対し、
目をつぶらせて正しい合掌礼をさせてみてください。
言葉だけで。
おそらく相当難しいはずです。
思ったほど相手は言う通り動いてくれないことに気づけると思います。
百聞は一見に如かず。
であるように懇切丁寧な指導とは、
一目で分かりやすい手本を何回でも見せることと、
見ただけは分からないポイントを言葉で説明することだと思います。
先ずはどんな技であるのか?
きちんとイメージさせないで、
長ったらしい説明することは好ましくない指導だと思います。
御託を並べただけでは相手のためにはならないと思います。
長ったらしい説明のせいで、
拳士たちの修練する時間が減ってしまいます!
なので技を教える時は、
先ず心技体が一致した渾身の技を一発披露するべきだと思います。