高段者であるから、
〇〇指導員だから、
〇〇教師なのだから、
指導する拳士から尊敬されるものではないと思います。
立場や役職を聞いて…すごい!
と思う拳士は、たぶん立場や役職でしか、評価できない拳士ではないかと思っています。
指導者が尊敬されるためには、優れた技術や正しい手法を知り、
それを有効な形で教えられるかが重要ではありますが、相手にとって価値のある人か否かだと思います。
教わる拳士が価値のあることを教えてもらえると分かれば、信頼につながるのだと思います。
そうすれば聞く耳を持ってくれるはずだと思っています。
もちろん達人並みに上手な指導者は信頼は得やすいですが、
自分よりも技術力が劣っている指導員だったとしても、
その人の経験や気づきは役立つことがありますので、聞く耳を持たないことはありません。
なので、教わる相手は立場や役職だけで評価するわけはないと強く思います。
先日それなりに立場のある方が、
自分を大きく見せようとしたのか、
大口を叩くことをされたので、見辛く思えてしまいました。
それなりの立場であれば、
優れた技術と知識をお持ちであることは当然期待します。
ただ達人級の拳士から指導者を受けても、教わることが全て有益になるとは限りません。
それぞれの拳士が経験したことは、他の拳士にとって有益になることもあります。
なので指導者の経験したこと知ったことをご自身なりに地で答えて頂くのが大切なのではないかと思いますし、
教わる方にとっては有益になるはずだと信じています。
ちなみにアイキャッチ写真の後ろの方は尊敬する母校の大先輩です。