昨年末、道院を運営している地元で中央区大会を開催しました。
この時に知ったのは地区大会のルールは、
地区によって自由に決められるということでした。
自由に決められるからこそ、
オリジナルやユニークなルールを試しやすくなる。
ここで多くの拳士に認められれば、
全国や都道府県大会にも踏襲することも可能ではないか?
つまり大会の発展によって、
普及にも大きく貢献することができると強く思えました。
現在の全国大会や都道府県大会のルールでは規制が詰まっており、
演武の自由度は少なく審判員に寄り添うようなルールであると思います。
SNSなどの影響とする方もおられますが、
確かにその理由もあると思いますが、ルールによる悪影響も否めません。
だからどれも同じ演武に見える。
私は昨年末、
都内の地区大会で審判員を務めましたが、何か違和感を感じました。
地区大会とは名ばかりで学生大会と思ってしまう大会だったからです。
最近の地区大会は大学生拳士の参加が目立ちますが、参加人数を増やすのが主な目的でしょう。
遠方の大学が参加するほどでしたので、地区大会とは何ぞや?と思ってしまいました。
地区という縛りをなくして、
それぞれで特色のある大会をするならそれも良しだと思います。
淘汰される大会と注目を集める大会とが分かれるほど、
大会運営で切磋琢磨して盛り上げていくことは悪いことではないと思います。
少林寺拳法で得られるものは、
色々とあることを主張するのは良いですが。
一般の認識は武道団体です。
武道の稽古を通じて人格形成をも目的にしています。
やはり武技・大会抜きに発展は難しいものだと思います。
大会があるからこそ、
目に見えた目標があって修練に取り組める。
それだけが目的ではないにしても、
大会を目指すために修練を行う人は多いが事実。
ならば大会をもっと魅力あるものにするしかない。
大会を上手に工夫して目的に近づけるようなルールすれば良いと強く思います。