少林寺拳法の指導者は、
先ずは教える相手のことを分かってあげることが人として信頼されると強く思います。

偉そうに振る舞えば、
聞いても無駄と思われ不信を買いかねることになるかもしれません。

きちんと言えば分かるだろう。

上手に見せれば、もっと分かるだろう。

と思うのは指導者の大きな勘違いであると思います。

指導で重要なポイントは、
可能な限り相手の「世界観」を知って、改善に時間かけることだと私は思います。

技で大事なことが、
伝わるのには何時間も何日もかかります。

さらに相手が理解して、
体得するにはもっと時間がかかります。

私は正しいことを言っている。

相手が分かっていない。

何がわからない?

と聞いても初心者の場合だと分からないこと自体が分からず、
何を聞けば良いか分からないことが多いと思います。

下手か賢くないかと嘆く指導者は、
自分の技や説明さえ良ければ相手を上手になると言うのは思い上がりであり。

技や説明が素晴らしくても、
教わる側からすると自分を分かってくれない「口先だけ」と思われることがあると思います。

どんなに優れた技を見せられても、正しいことをたくさん言われたとしても。
ちんぷんかんぷんになってしまうと相手のことを不信を抱えるようになります。

優しく教えるも、厳しく教えるも。
どちらも相手に合わせれば正しい指導。

なので先ずは相手の状況をできるだけ汲んだり察することが大事だと思います。

この先生は分かってくれようとしてくれていると信頼されると思います。

上達するには時間がかかるのは当然であり、
その長い時間を信頼できない指導者の下で修練するのは良い気はされないでしょう。

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